2023年9月8日から開催のラグビーW杯2023。2019年の W杯では初のベスト8入りを果たしていて、2023年のW杯を楽しみにしている人が多くいます。前回のW杯で日本代表を率いたジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)です。
2023年のW杯でもジェイミー・ジョセフHCが続投されています。
ジェイミー・ジョセフHCはこれまでの日本代表のプレイスタイルやスタイルを育成方法を変えて、結果を残しました。それだけでなく、メンタル面でも選手に大きな影響を与えています。
選手の挑戦を支え続け、日本初の初のベスト8という結果を残したジェイミー・ジョセフHCがどんな考えのもと、言葉にしてきたのか、どんな名言があるのか気になりませんか?
この記事では以下の内容についてみていきます。
ジェイミージョセフの名言特集!
①失敗を恐れて卵を割らないとおいしいオムレツはできない
出典:読売新聞オンライン
名言①
失敗を恐れて卵を割らないとおいしいオムレツはできない
ジェイミー・ジョセフHCはラグビー日本代表の攻撃をより効率的にまわすため、これまでのプレースタイルを変更し、キックを推奨していました。
その時にミスを怖がるなという意味で言った言葉。
実はこれ、フランス語のことわざにも同じようなものがあるんです。
On ne fait pas d’omelette sans casser des œufs.
卵を割らずにオムレツを作ることはできない
2023年の開催国がフランス。
すごい偶然!
②俺はお前たちの父親じゃない
名言②
俺はお前たちの父親じゃない
ジェイミージョセフのチーム作りはトップダウンを好まず選手の主体性を重要視していました。
しかし、選手たちから「放任主義」とも言われていたため、それに対して放った一言。
ちゃんと自分で考えなさいってことで
わかりやすいですね。
③とにかくこうやって、岩が砕けるまで拳を打ち続けるしかないんだ。
出典:Yahoo
名言③
とにかくこうやって、岩が砕けるまで拳を打ち続けるしかないんだ。
2018年にチームがサンウルブズに9連敗していた時に発した一言。
難しくてもやるしかないんだ、と選手を鼓舞した言葉。
ことわざっぽく見えるけど、これは違います!
勝つまでやり続けようってポジティブな言葉ってことですね
④HCとして選手、そしてスタッフ全員に責任を与えるのが私の仕事です。
名言③
HCとして選手、そしてスタッフ全員に責任を与えるのが私の仕事です。
そのうえで役割を明確にして、みんなが与えられた任務を全うしなければならない。もちろん、私も含めて。
ジェイミージョセフが日本代表のコーチに就任した時の言葉。
選手にはそれぞれの「責任」を果たして、選手・コーチの意思統一ができて初めて本来のポテンシャルが発揮できるといっていました。
ビジネスの現場でも使われそうな名言ですね
⑤ヘッドコーチの重要な仕事とは、選手が信じることのできる環境を創造することです。
出典:Jスポーツ
名言⑤
ヘッドコーチの重要な仕事とは、選手が信じることのできる環境を創造することです。
ジェイミージョセフHCは選手の自主性を重要と考えていて、コーチである自分は環境を整えることに集中するという指導方針が表れた言葉。
ちなみにこれはサーバント・リーダーシップという理論と同じだそう。
サーバントリーダーシップとは「リーダーはまず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」という考えのもとに生まれた支援型リーダーシップのことで、部下の能力を肯定し、お互いの利益になる信頼関係を築くといったスタイルのリーダーシップです。
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⑥2019年のW杯アイルランド戦の前の言葉
名言⑥
誰も勝てるとは思わない。私たちが少しでも(強豪国に)接近できるとは誰も思いません。
しかし、あなたがたは日本がどれだけ一生懸命やってきたかはわかりません。
どれだけ多くの犠牲を払ったかは誰にもわかりません。準備ができていることを知っているのは私たちだけ。
この名言を英語にするとこうなります。
“No one thinks we can win.
No one thinks we can even some close.
But no one knows how hard you’ve worked.
No one knows how many sacrifice you’ve made.
You’ve known you’re ready.”
試合の前に言った選手の努力を評価する言葉を聞いた代表選手たちはアイルランドと互角に勝負をしました!
ジェイミー・ジョセフHCのこの言葉を覚えていサポーター等も多いのではないでしょうか?
⑦私のメンタルの定義とは日頃、何をするのか。朝起きてから、“いい人格者”であること
出典:Jスポーツ
出典:NHK
名言⑦
私のメンタルの定義とは日頃、何をするのか。朝起きてから、“いい人格者”であること
The Answersのインタビューで「日本の選手のメンタルの成長」について聞かれた時に答えた一言。
ジェイミージョセフHCは「いい選手になるには、日々それを体現すること」と言っていました。
スポーツ選手のメンタルについていい人格者、それを毎日続けるってあまり聞いたことないかもしれませんね。
⑧プレッシャーを受けたときにどんな反応をするのか、大事な意思決定をしなければならないとき、それができているのか
名言⑧
プレッシャーを受けたときにどんな反応をするのか、
大事な意思決定をしなければならないとき、それができているのか
2017年の経済産業省のインタビューで話していた時の言葉です。。
選手それぞれの統計資料は細かにとっているけれど、数字に表れない評価ポイントについても「統計ばかりには頼れない」といっていた時の言葉。
数字で表れるものだけでなく、数字で表れないメンタル面が関わってくるようなものもジェイミー・ジョセフHCは重要視していたんですね。
これもメンタルが関わっている名言ですね!
⑨選手たちに『このゲームプランでいい』と信じられるようにしてあげることを大切にしています
出典:NHK
名言⑨
選手たちに『このゲームプランでいい』と信じられるようにしてあげることを大切にしています
2017年の経済産業省のインタビューでこう話していました。
ジェイミー・ジョセフHCは記者から「ラグビーだけでなく、企業でも部下の理解を得て戦略を実行してもらうために指導者ができることは何か?」と質問されて答えた一言。
ジェイミー・ジョセフHCは「ビジネスでもラグビーでも関係なく、一回のミーティングで全てを理解させようとせず、何回かに分けて説明もして、信じられるようにすることだ」と話しました。
何回も話を重ねて理解を得ることって誰でもできることじゃないですよね。それを全ての選手やコーチたちにしてきたジェイミー・ジョセフHCはすごいですね!
⑩瞬間のチャンスをものにするには精神的な強さが必要
名言⑩
瞬間のチャンスをものにするには精神的な強さが必要
合宿にメンタルコーチを読んだジェイミー・ジョセフHC。
なぜ、メンタルコーチが必要だったのか
そのことについてジェイミー・ジョセフHCは「代表選手は学生時代から強豪校で成功体験を積んでいるものの、代表での成功体験がない。その理由はメンタルの強さだ」と言いました。
この名言はスポーツ選手だけでなく、どんな人にも通じるものですね。
この名言が心に響く人多いんじゃないかな?
ジェイミー・ジョセフの名言は結果を残し選手の挑戦を支えた
出典:スポーツ報知
ジェイミー・ジョセフHCの名言はどれも結果を残し選手の挑戦を支えてきました。
特に名言⑥でも紹介したしたの言葉は強豪・スコットランドの試合前の選手にはとても心に響いたはず。
選手の頑張りはもちろん、このジェイミー・ジョセフHCの名言で代表選手たちも自信を持って試合に臨めたはずですね。
名言⑥
誰も勝てるとは思わない。私たちが少しでも(強豪国に)接近できるとは誰も思いません。
しかし、あなたがたは日本がどれだけ一生懸命やってきたかはわかりません。
どれだけ多くの犠牲を払ったかは誰にもわかりません。準備ができていることを知っているのは私たちだけ。
まとめ
2023年ラグビーW杯のヘッドコーチのジェイミー・ジョセフHCの名言を紹介しました。
・ジェイミー・ジョセフHCの名言10選